| 2004年8月28日
ONAM(オナム)はインドのケララ州の大きなお祭りの一つです。それはケララ州の人々がカースト(身分制度)も宗教の差もなく、一団となってお祝いするお祭りです。
ONAM(オナム)はケララを一時支配したマハバリ王に関係しています。彼はアスラ王でしたが、とてもすばらしい真実の人でした。彼の支配した頃には、泥棒も腐敗も裏切りもなかったので、人々は夜、家の鍵をすることはなかったと言われています。そして人々は富める者も貧しい者も差別無く一緒に生活しました。皆が一緒にすばらしい時を過ごしていました。また、王は何でも誰にでも与えるほど優しい人でした。その頃、ヒンズー教の主教であったマハヴィシュヌがマハバリ王を試すことにしました。彼は貧しい小人のバマナとして地上に現れ、マハバリ王のもとへすぐさま参りました。彼は王に言いました。自分は何も持っていないので、生活するために3歩の土地を欲しいと。これを聞いた王は笑ってバマナに言いました。自分の好きな場所から3歩取りなさいと。バマナは突然大きくなり、地球全部を片足で覆い、もう一方の足で空を覆った。そしてマハバリに聞いた。もう一歩の場所はどこにあるかと。これを見ていた王はバマナが普通の人ではないこと、そしてバマナが自分を試しに来たことを悟った。そこで王は躊躇することなく3歩目を置くよう自分の頭を差し出した。バマナは自分の3歩目を王の頭に置き、王は地中(パサラ)に押し込められてしまった。王はパサラに行った後で、バマナに彼の本性を尋ねた。すると突然バマナは消え、マハヴィシュヌ主教がマハバリの前に立った。マハバリはこれを見て大喜びをした。主教はマハバリを試そうとした、そして自分は正しかったと言った。そして主教はマハバリに何でも望みを言えと言われた。マハバリは主教に言った。自分は自分の人々を大変愛している。だから一年に一度ケララに戻ることを許して欲しいと。主教は彼にその許しを与えた。このマハバリがケララを訪れる日がONAMとして祝われている日なのです。
ONAMのお祝いは10日間続きます。マラヤラムのカレンダーによると、チンガムの月に当たるそうです。人々は自分の家の前に花の敷物を置いて、王を迎えます。花の敷物のコンテストがあります。世界中のケララの人々はこの10日間を華麗に賑やかにお祝いします。新しい衣服を身にまとい、出来るだけ沢山の寺院を訪れ、たとえば、ティルヴァティラ・カリ・サンビのようなダンスを沢山踊ったりします。最も重要なことは、ティウルヴォナムの日の昼食です。それは4番目のONAMと呼ばれます。何が起ころうと人々はこの昼食を逃しません。マラヤラムでは自分たちの財産を全部売り払ってでもこのティルオナムの昼食をすべきだという言い伝えがあります。そこまで、ティルオナムの日の昼食は重要なのです。
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